眠い目を擦りながら、5:30に起床。とりあえずお風呂に直行です。

露天風呂から明けていく空を眺めると、これまた雲ひとつ無い。今日はいい一日になりそうです。
朝の温泉は髭剃りに注意。昔寝ぼけて唇を切ったことがあるので、気をつけてやらないと。
部屋に戻って荷造りをして、何だかんだで出発は6:00過ぎ。一路上高地を目指します。
荷造りしている最中、カメラの充電を忘れたことを思い出し、現地に着くまでは撮影は控え気味にしました。昨日飲んでそのまま寝ちゃったので、忘れてしまったことが悔やまれます。
途中のコンビニでおにぎりと味噌汁で腹ごしらえ。ついでに現地用のドリンクと空腹時用のチョコ菓子を購入。お腹も落ち着いたところで、沢渡駐車場までバイクを走らせます。
それにしても寒い! 10月中旬なのに気温は7℃! 完全に冬の気温です。ハードウィンタージャケットを着てきて良かったなぁ~。天気が良い分、朝の気温の下がり方も半端無い。
だいたい1時間弱で沢渡駐車場に到着です。ここから先はバスに乗り換えないといけません。

沢渡にはバス停留所が5箇所あり、その周辺に駐車場が固まっています。バイクだからと言ってどこに停めないいけないということもないようで、駐車場の係員の誘導に従えば良いようです。
ワタシは最も手前側の沢渡大橋の駐車場に停めました。帰るときにどの駐車場で降りるのかわからなくなると困るので、バスのチケットを買うときに、どの駐車場なのか確認しておくことを勧めます。
駐車場では「何を着ていくか?」で暫し悩みましたが、日中は気温が上がることが明白なので、
・上はウィンタージャケットのインナージャケットを外した状態
・下はオーバーパンツを脱いでジーンズ
を選択。結論から言うと、下はOKでしたが、上はインナーを外すと全く保温機能がなくなるので、あまり良い選択ではなかったかな。
バスはチケットを自販機で買ってまもなく到着。

すでに結構人が乗っていたので、補助椅子で乗り込みます。
ここからは2~30分で大正池バス停に到着。バス停から河原に下りて散策開始です。
上高地の散策ルートは短いものは40分程度、長いものは5時間以上かかりますが、ワタシの選択したコースは
大正池→自然研究路→田代橋→ウェストン碑→河童橋→梓川左岸→明神池→梓川右岸→河童橋→バスターミナル
というだいたい3時間+α程度のコースです。距離はたぶん12kmくらいかと思います。
まずは大正池と焼岳を見ながら川上に進みます。

まだお日様が低いので、日陰はひんやりしてます。

池にはうっすらと靄がかかってます。何とも幻想的な風景です。
田代池のほうに進んでいくのですが、それにしても寒い! だってほら

霜が降りてます。そばで見ていた方が、
「日が上がってくるとキラキラ光って綺麗なんだけど、あっという間に霜は消えてしまうの」
と教えてくれました。
確かに先を進むと、頭の上から水滴がパラパラと雨のように振ってきますが、これは木の上の葉っぱが日に照らされて霜が解けて落ちてくるため。空は綺麗な青空なのに雨が降る・・・不思議な光景です。
田代橋から先を見ると、穂高の山々が見えてきました。

この辺りまで来ると、少しずつ寒さが和らいできました。
ここからは梓川の左岸を上流に上がっていきます。

紅葉した葉っぱと空の青さのコントラストが素晴らしいです。
上高地の散策コースは起伏が少ないので、ライディングブーツでも十分歩けます。ワタシはカドヤの15年くらい前に買った「
BLACK ANKLE」を今でも愛用していますが、山歩きにも重宝してます。買うときはちょっと高かったけど、長く使えるので良い物を買ったほうが結局は安上がりということでしょうか。
ちなみに起伏は無いですが石がゴロゴロしてますので、スニーカーみたいな底の薄い靴はお勧めしません。
上高地は流石に名観光地だからなのか、若いお姉さんの一人散策が多いのにちょっとビックリ。月曜ということでヘアカッツの皆さんがいっぱいいらしているのかな? 今時はネットでお宿とかも予約できるからなのか、旅行もよりお手軽になってきたということかな? 確かに夜明け前に東京を出発できれば日帰りでもこの時間にこの場所には立てるとは思いますけど。
そんなことを考えながら歩いているうちに、河童橋に到着です。

いよいよあの夢に見た景色とご対面です!