の3択で検討。a)だと飲みたいので映画の前より後だなぁ。でも終了時間的に閉店してしまっている可能性がある。c)も捨てがたいが、せっかく立川まで来て駅そばももったいない。
ということでb)を本命にし、押さえで同じたま館の「煮干鰮らーめん 圓」に決定。圓と言えば八王子の名店。初代はやめちゃって、今は鏡花の店主が引き継いだはず。立川に支店を出していたとは全く知りませんでした。これは期待したいところ。
ということで、後半は映画館編。

今回は、前から体験して観たかった「極爆」ではなく、「極音」となります。
でも立川シネマシティさんも岩浪音響監督の監修仕様、「アイの歌声が良く聴こえるかも音」です。これがあるからここに来たと言っても過言ではありません。
この仕様の上映は全国7館だけ。年末に行ったチネチッタとここ以外は、首都圏ではイオンシネマ幕張新都心でしか体験できませんから。
(正確にはgdcsでも岩浪さんが舞台挨拶の時にやってましたけど)

チケットカウンターのある2Fに行くと、まずはこれがお出迎え。
しかし、この撮影にも並んでる人が多く、なかなか撮影できませんです。

ここは「アイ歌」の聖地なのかしら・・・
結構ギリギリに映画館に到着したので、あまり周りを見て回る時間は無いのですが、映画館自体はそれほど新しい感じはしなくて、どこに魅力があるのか、パッと見ではわからない感じです。
とりあえずチケットを発券したら、トイレに行ってすっきりしたかったのですが、あまり容量が無いのか? 混んでます。3Fのトイレに行こうとしてエスカレータに乗ったら4Fに行ってしまい、そこで💩タイムにしようとしたら、まさかの「和式」。
こりゃアカン・・・と階段で3Fに降りて、ようやく便座を確保しましたが、ウォシュレットは無し。
うーん、これはちょっと・・・。と思いつつ、2Fに戻ると、

過去の名作を毎朝10時に上映してるようです。これは映画好きにはたまらんでしょうなぁ。
先にネガな部分を書いちゃいましたが、この映画館、いいところもいっぱいあるんです。
まずシネマシティズンという会員になると、平日は1000円で観られます。会員費は半年で600円ですので、1800円払って通常料金で観るより、1600円払って会員になった方がお得。
しかもこの会員制度、何にビックリしたかって、なんと「オンラインチケットは上映開始20分前までキャンセル可能」なんです。
これ知ってたらもっと前に予約したなぁ。
オンラインで予約できる映画館で、キャンセル可能な映画館はここ以外知りません。それくらい珍しいですよ、これは。
最初は嘘だろう? と思ったんですが、予約完了のメールには
■■■ご予約のキャンセルについて■■■
ご予約のキャンセルは、上映開始20分前までに下記URLからマイページにログインしていただき、予約内容確認画面に表示された該当のご予約情報の「予約削除」ボタンをクリックしてください。キャンセル料などは一切かかりません。
とホントに書いてある! これ、映画館側には何のメリットも無いですよね。
正直言って「ここの経営者、アタマオカシイ?」って笑っちゃいましたが、それくらい異例だと思います。
そろそろ席につこうと1Fに降りてaスタジオへ。中に入ったらこれまた絶句。。。

(
こちらからお借りしました)
なんだかキャンドルみたいな座席照明。新興宗教の教会にでも来たかと思っちゃいました。
そんでもって中ではすでに係員の前説?が始まっています。

上映中の注意事項やトークショーまでの簡単な説明を、ステージのオジサンが丁寧にしてくれます。これ、今回がトークショー上映だからじゃなくて、ルーチンでそうらしいです。ちょっとビックリ!
そして予告の上映がかなり短い。これも今日が特別じゃなくていつもそうらしい。そんでもって、この日はオジサンの前説通り、本編前に咲妃みゆさんの「フィール ザ ムーンライト ~愛の歌声を聴かせて~」のPVが上映されました。
(まさにこれが大画面大音量で流れます。)
これは一度この映画を観た人にはもう反則ですよぉ。本編見る前に涙腺ウルウル。そして咲妃みゆさん、本当に可愛らしい。
しかもこのaスタジオ、噂に違わずいい音で鳴るんですよ。
gdcsのBESTIAともチネチッタのLIVE ZOUNDとも違う。あえて響かせる音というか、多少いじりすぎな気もするけど、鳴らす側が意図的にこういう音響にしたのがわかるような感じで、朗々と鳴る音響っていうのかなぁ。
暗くてよくわかんないけど、コンクリの打ちっぱなしなのかなぁ? なんか横壁が吸音しない作りみたいで、明らかに普通の映画館と違うことが体感できます。
スピーカーシステムはLIVE ZOUNDと同様に「コンサートホールのシステムを映画館に持ってきたタイプ」。迫力も十分あって、途中、話が大きく転換するところで大きな音が鳴る場面があるんですが、見てる皆さん
「ビクン!」
と体が上下してましたからねぇ。ちなみにここの音だけで言うと、ワタシはLIVE ZOUNDの方が好きでしたが、詩音の歌唱シーンの音はこっちの方が良かったというか、気持ちよかったです。
「あいつむ」を上記の3映画館でハシゴしてる人の話をネットでよく読みましたが、やりたくなる気持ちがちょっとわかる気がしました。
ここの音はちょっと独特だね。これで極爆だったらどう鳴る(鳴らす)んだろう? かなり興味がわいてきました。
そんでもって本編ですが、ここではあえて語りません。
いちおうPVも貼っておきますが、ワタシも映画館でこのPV見た時点ではこの映画を観ようとは思わなかったので、たぶんこれだけ見ても皆さんの心には響かないと思います。
この映画は、やっぱり劇場で観ないとダメなヤツですよ。でも映画がムリなら、是非配信か盤でご覧ください。
しかし・・・、この映画を劇場で観られた人は本当にラッキーです。観られなかった人も、たぶんまた岩浪音響監督がらみのイベントで上映されると思うので、その際には是非映画館に足を運んでみてください!
あっという間の108分で、拍手の後は吉浦監督のトークイベント。

(撮影OKでした。)
既にここでも何度か舞台挨拶をやってるようで、今回は「お客さんとの質疑応答のみ」という、これまたあまり経験のないタイプのトークショー。
そんな質問するやつって出てくんのかあぁ? と割と醒めた目で見てたのですが、ここの客はヤバいっす。

皆さん、しゃべる気満々で来てます! しかも若い連中ばかりかと思いきや・・・

どう見ても後頭部がそういう感じではない。この映画、エロ要素は0なので、そっち目的でもない。
ホントに不思議な感じの映画なんですわ。どこかを間違えれば薄っぺらい作品になりそうな世界観だったりストーリーだったりするんですが、そう感じさせずに観てる人をのめり込ませる、なんか変な要素があるんですな。
Twitterとか見てると10回以上見てる人もそれなりにいるようなので、ハマるとヤバい映画なのは間違いないですわ。
トークショーの中身については、すみません、今回はほぼ書きません。
あらすじに影響のない範囲であえて書くとすれば、
「女優、土屋太鳳さんを声優に起用した経緯と監督としての評価は?」
という質問に
「ある意味浮世離れしたAIという役どころを引き立てるために、周りを熟練の声優で固めて、AI役は声優をやってない人を起用するのがよいのではないかと思ったのと、バラエティに出てる時に何ともふわっとした土屋さんが、すごく詩音だなと思った。」
という回答と共に、
「自分が抜擢したからうまく行ったと思う以上に土屋さんが努力家で、ご本人の努力がすさまじかった。最終的には詩音は土屋さんしかありえなかった。」
とおっしゃってたのが印象的でした。それと
「エンドロールに流れる歌は違う曲の方がよかったんじゃないか? という意見もネット上にありますが、監督はどういう意図でエンドロールにあの曲を選んだんですか?」
という質問があったのですが、エンディング曲に関する監督のいくつかの回答で、なぜこの映画を観終わるとすぐ「もう一度観たい!」と思うのか? その秘密がちょっとわかったような気がしました。
これ以外でも皆さん結構突っ込んだ質問というか、吉浦監督曰く「HPを削られる質問」が多く、かなりネタバレになってしまうので、今回は会場にいた人だけの楽しみということで、ほぼカットとさせていただきます。
まだ見てない人には、余計な知識は邪魔ですから、是非映画を観て頂ければと。
結局40分くらいかな? ずっと質問に答えてましたが、それだけ質問する方もいっぱいいたということで、熱いファンの皆さんでした。
最後は思わぬサプライズもありつつの、「今日も元気で頑張るぞ! オー!」で締めました。
ちなみに、吉浦監督の作品で、「イヴの時間」と「サカサマのパテマ」は配信サイトで観ることができます。ワタシも「イヴの時間」はアイ歌を見た後にアマプラで観ましたが、先にこっちを見てからアイ歌を見ると、またいろんなことが思い浮かんでくると思います。
では、そろそろ帰りましょう。

もう21:30近いです。吉浦監督も予定より長く話してくれたみたいです。
帰りに長田本庄軒をチェックしたら

時短営業かと思いきや、キッチリやってましたねぇ。30分あったら飲めたかも。今日は裏目でした。
反対側ホームにはおでんそば。

映画はよかったけど、食べ物だけが残念でした。
家に帰ったら演奏会を聴きに行ってた娘が晩御飯の真っ最中だったので、父も隣で飲み始めます。

アジフライとメンチカツを食べた後、もうちょっと食べたかったので冷蔵庫からいつのかわからない焼き魚を出してきて、オーブントースターで焼いてみたのですが、
「くっせー! なんだこの棒鱈みたいな匂いは!!」
と娘と2人で異臭騒動。
「パパ、これホントに食うの?」
と言われたけど、食ってみたら味自体は大丈夫そうだったので、
「明日寝込んでなければたぶん大丈夫ってことだろう」
と濃い目の焼酎で流し込みました┐(´д`)┌ヤレヤレ